高校の再編統合
中高一貫教育への希求
岳南会では、2009年(平成21年)11月に『岳南会中高一貫教育研究委員会』を設立し、2019年(令和元年)8月まで、併設型中高一貫教育の導入に向けた検討を進めてきました。その背景と活動は次のとおりです。
【背景】
① 2009年(平成21年)6月、長野県教育委員会は「第1期長野県高等学校再編計画」を発表、その中でモデルケースとして東北信、中南信に1校ずつ併設型中高一貫校を設置することを表明し、公立中高一貫校が現実のものになってきた。
② 2004年(平成16年)より4通学区制が実現し、東信地区の中学生も高校選択が自由となった。その結果、小諸、北佐久地区から上田方面への流出が年々顕著となり、特に学力上位層を地元佐久で育てる方策を考えることが必要性となってきた。
【活動】
① 母校への『併設型中高一貫教育』の導入を目的に、2009年~2019年8月まで48回の会議開催
② 主な活動
佐久地区市町村教育委員会への説明
佐久市議会議員(岳南会出身)への協力依頼
視察研修(屋代高校附属中学校・諏訪清陵高校附属中学校)
県教委再編担当の招聘、説明会開催
③ 母校への協力と母校の動き
中高一貫教育実現に向けた主体的な取り組みを要請する要望書の母校への提出
母校職員会議による中高一貫校への移行推進の意思決定
母校青柳淳校長による県教育委員会への意見具申(2014年3月)
その後、県教育委員会は『学びの改革 基本構想』(2017年3月)までは記述されていた『併設型中高一貫校』に触れることなく、『高校改革 ~夢に挑戦する学び~ 実施方針』(2018年9月)及びこのたびの『再編・整備計画【一次】』の発表(2020年9月)となりました。