高校の再編統合
佐久新校の校地がひろがります (2024年10月16日)
2024年10月16日に開催された第22回佐久新校再編実施計画懇話会(県教委主催)において、校地拡幅など懸案事項が大きな前進を見ましたので、以下のとおりお知らせします。
1. 現野沢北高校グラウンドから国道141号線までの間、水田を新たに校地としておよそ5,700㎡拡幅する。
(県教委の理由説明)
① 通学の安全性を図るため、徒歩・自転車と自動車の動線を分離する。
② 特に生徒の75%に及ぶ自転車通学の安全に供するため、現野沢北高校東側の市道拡幅が計画されている。こうした佐久市のご尽力に応えたい。
③ 探究を核とした佐久新校の学びや将来的な公共交通の可能性を考慮し、大型自動車の駐車・旋回スペースを用意する必要がある。
2. 校地が拡幅されたことにより、新たに校舎配置の最適化を図り、設計を見直す。2025年4月までに施設整備基本計画を修正する。
3. 設置学科、学びのイメージは、両校および県教委の案を基に、懇話会で回数を重ねて議論していく。
❖ 現在提案されている学科
理数科・普通科を発展させた、難関大学進学を視野に入れた学科
❖ 現在提案されている学校、学びのイメージ
「知」の探究校をめざした進学校の創設 進学対応型単位制
4. 校名・校歌・校章
❖ 校名…2025年度当初に「校名募集要項」を決定し公募、懇話会で最終決定
❖ 校歌・校章…2026年度~2027年度に決定
以上です。
岳南会再編検討委員会は、今後も佐久新校創設推進協議会に拠って、佐久新校の理想像を追求していきます。
様々な観点から、ご意見をお聞かせください。
第4回佐久新校創設推進協議会が開催されました(2024年6月4日)
去る6月4日(火)、第4回佐久新校創設推進協議会が佐久市役所で開催されました。
今回の推進協議会は、発足時より要望している教育環境整備、とりわけ生徒の通学の安全性を担保する「校地拡幅」の進捗状況を報告し、今後の活動の方針を決定することに主眼がありました。
開会挨拶で副会長の小泉俊博小諸市長は、公立進学校という存在の重要性に触れ、佐久新校の理想的な教育環境構築を訴えました。
また、会長挨拶で栁田清二佐久市長は、4月15日の県知事宛「要望書」の提出時、懇談した武田育夫新教育長の言葉から「校地拡幅」について地元との合意形成を大事にする姿勢を強く感じ、推進協議会の活動成果が次第に現れてきていると報告、「これまでの潮目が変わった」と語りました。
協議では、今後の活動として、以下のことを県教育委員会に要望していくことが確認されました。
- 4月下旬に設計事業者から提出された「基本計画(案)」をすみやかに地元へ公開し、その全体像を明らかにすること。
- 「校地拡幅」については、できるだけ早期に検討項目を決定して検討をすすめ、結論を出すこと。
- 拡幅する土地を含めた新たな基本計画を策定し、地元との合意形成を図るようつとめること。
- 改修を考えている既存施設については、その改修規模と内容を明らかにすること。
- 「要望書」(2023.8.10)、「提案書」(2024.2.1)、「要望書」(2024.4.15)それぞれの、いまだ回答が不十分な事柄については、現在の経過を含めて明らかにすること。
7月以降実施される予定の「第21回佐久新校再編実施計画懇話会」における県教委提案が待たれます。
引き続き、佐久新校創設推進協議会は、通学の安全性を担保する「校地拡幅」とより良い「校舎建設」の実現に向け、力を尽くしてまいります。皆様の絶大なるご支援をいただきますようお願い致します。
なお、前出の「要望書」(2023.8.10)、「提案書」(2024.2.1)、「要望書」(2024.4.15)は下記のとおりです。
佐久新校(仮称)アンケートのお願い
受付を一旦終了いたしました。
ご協力ありがとうございました。
野沢北高校と野沢南高校が統合し、2029年4月に新しい学校が誕生します。現在の小学校4年生が最初の入学生になります。
2023年9月現在、決まっているのは次のような事柄です。
1 新時代を切り拓く「創造力」と「探究心」をはぐくみ、高い志の進路を実現して地域・日本・世界に貢献する人物を輩出していく。
2 現在の野沢北高校の敷地を活用し、校舎は新築する。
3 募集は全日制 8 学級程度、定時制 1 学級とする。(2028 年度に正式決定)
佐久新校が、伝統ある野沢北・野沢南両校のすぐれた教育力を引き継いで、新しい時 代を担う佐久の子どもたちの成長を支援していくことは、地域社会の発展にとって大き な意味があります。
わたしたちは、本年 6 月に佐久地域各界の皆様のご賛同を得て「佐久新校創設推進 協議会」を設立し、よりよい高等学校を実現するために活動を進めています。
このアンケートは、かかわりの深い地域の児童生徒や保護者、一般の皆様の期待や疑 問の声を広く募り、佐久新校の具体像に生かそうとするために実施するものです。
趣旨をご理解いただき、是非ともご協力いただくようお願い致します。
❖ ご留意いただきたいこと
① 「児童・生徒用」と「保護者・一般用」の2種類があります。
② 児童・生徒のアンケート作成の際、わからない言葉や意味については、保護者の皆様がご指導ください。
③ 郵送も受け付けています。PDFファイルのアンケート用紙をご印刷した上でご記入をお願いします。送付先は「佐久新校(仮称)アンケートのお願い」をご参照ください。
アンケートフォーム
受付を一旦終了いたしました。ご協力ありがとうございました。
郵送用(PDFファイル)
受付を一旦終了いたしました。ご協力ありがとうございました。
佐久新校創設推進協議会、長野県知事宛要望書を提出(2023年8月10日)
佐久新校創設推進協議会会長の栁田清二佐久市長をはじめ4名の役員は、8月10日長野県庁を訪問、先の総会で決定した「要望書」を内堀繁利教育長に提出しました。推進協議会の具体的な活動のスタートです。
提出後の懇談では、栁田会長が、国会議事堂の「誰もいない台座」の意味や中込学校創設にかけた地域住民の思いに触れながら、佐久新校の校舎を含む景観が、佐久の高校教育の高邁な理想を象徴し、子どもたちが自信と気概を持って学ぶ環境となるよう、熱く求めました。
また、同席の副会長(吉岡徹野沢北同窓会長・長田芳子野沢南同窓会長)及び事務局長(篠原秀郷野沢北同窓会副会長)は、ゆとりある学習空間の確保、通学の安全性、児童や保護者への教育内容の周知を要望しました。
県教委側は内堀教育長、米沢・曽根原両教育次長以下8名。一つひとつの要望に丁寧に対応していただきました。特に、新しい学習内容の実現のために必要な環境(校地・校舎)の整備については、柔軟な姿勢で対話を重ねていくことを約束していただきました。
大きく前進、魅力ある佐久新校創設へ‼
野沢北・野沢南の統合によって誕生する佐久新校を、新しい時代を担う子どもたちの学びの拠点にふさわしい教育環境として整備するため、地域の力を結集して実現を図る「佐久新校創設推進協議会設立総会」が、去る6月20日、佐久市役所で開催されました。
挨拶に立つ栁田清二会長(佐久市長)
発足総会全景
準備にあたった両校事務局の皆さん
委員は総勢30名。政界、産業界、区長会、教育界など、佐久を代表する各界の皆様のご協力が実現、会長には佐久市長の栁田清二氏を選出しました。就任のご挨拶で栁田会長は「野沢北・野沢南の統合新校を魅力ある高校として将来の佐久の子どもたちに残していくことは、先人の責務である」と述べられ、「夢を実現するために、妥協せずに立派な教育環境整備実現のために尽力したい」と力強く締めくくっていただきました。
冒頭では、地元選出の国会議員井出庸生氏、神津健氏の「新校創設に力を惜しまない」旨のメッセージも披露されました。
協議では、新校創設に係る諸課題を確認、さらに当面の活動として県知事宛要望書の提出、地元児童生徒及び保護者の皆様から新校への期待について意見集約するアンケートの実施を決め、佐久穂町長佐々木勝氏のご挨拶で閉会しました。
なお、今年1月16日の県定例教育委員会で決定した事項は次のとおりです。
① 現野沢北高校の校地を活用する。 ② 開校は2029年4月とする。 ③ 規模は、全日制8学級程度、定時制1学級。 ④ 確かな学力と教養を獲得する知の探究校を創設する。 |
ここから、新校の夢が始まります。みんなで夢を大きく育てましょう。
校地選定アンケートの募集
去る8月25日の県教委主催「懇話会」において、新校の校地は「野沢北高等学校または野沢南高等学校のどちらかを活用する」ことが確認されました。その選定に際し、別紙11項目(A~K)を両校について比較検討し、決定するとしています。
無論、岳南会では、野沢北高校を新校の校地とすることを強く期待しています。実現するためには、広く地域の皆さんの声を集める必要があります。両校でつくる「実施計画懇話会事務局」のアンケートが下記の要領で実施されます。同窓生の皆さんによる多数の応募を切にお願いする次第です。
❖校地選定アンケート要領
① 内 容 別紙の「項目」および「アンケート用紙」を参照
② 期 間 2022年9月20日(火)~10月3日(月)
③ 方 法 野沢北高校HPに接続⇒「佐久新校に関するアンケート」のQRコード読み取りで回答
アンケート回答用紙の直接FAXも可(0267-63-5290)
④ 結 果 第13回懇話会(11月ころ予定)で発表
❖留意していただきたいこと
新校の開校まで今後7年程度の準備期間があります。時代の変化を念頭に、長期的展望を考えてご回答ください。「岳南会再編検討委員会」がこれまで代議員会等で説明してきた観点を以下に示しますので参考にしてください。
① 校地の広さは現在の面積比較よりも、今後駐車場や新校舎のために拡幅する可能性があるかどうかが大切です。
② 交通の利便性は、単にJR小海線からの距離ばかりではなく、自動車交通網も含めた広域のアクセスを考慮することが今後重要になります。
③ 探究活動で行う地域連携コンソーシアムは、周辺の企業、大学、病院、行政機関等公共施設との交流が大事な活動になります。連携しやすい場所が最適です。
以上ですが、最も大切なことは現在考えられている新校のイメージがより自然に適合する高校はどこか、ということです。現在、県教委は佐久新校を「高い志の進路を実現し、未来社会の核として地域・日本・世界で活躍する人を育む」高校としています。野沢北の歴史環境そのものだと考えます。