代議員会・総会の開催

2021年(令和3年)岳南会第1回代議員会・総会が開催されました。(1月5日)

 去る1月5日(火)、「令和3年 岳南会 第1回代議員会・総会」が佐久グランドホテルを会場に開催されました。新型コロナの感染再拡大のさなか、周到な準備と会員の皆さんの協力によって予定された全ての日程を無事終えることができました。細心の注意を払い、安全な会議の開催と運営にご尽力いただきました野沢北高等学校の事務局をはじめ多くの先生方および佐久グランドホテルには改めて深く感謝申し上げます。

 総会では冒頭、この日を最後に退任する高見澤俊雄会長(51回卒)の母校愛に満ちたご挨拶、とりわけ再編統合による新校が、野沢北120年の伝統の上に卓越性と多様性を教育の根幹とすべきことを熱い言葉で語られました。続いて山崎裕史校長先生には、多方面における生徒の活躍とスーパー探究校としての学びの現状、再編統合への基本姿勢等のご報告をいただきました。また、コロナ対応でご多忙の中、来賓としてご出席いただいた栁田清二佐久市長(85回卒)には、高見澤会長へのご慰労と佐久新校創設に向けた熱意ある言葉を賜りました。

 

 引き続き議事に入り、午前の代議員会で説明された以下の内容について、提案通り議決、承認されました。

議長 由井 正巳 (61回 佐久町支部副支部長)
橋詰 希望 (64回 小諸支部支部長)
1. 議題
 ① 令和2年会務報告・令和3年会務計画について          事務局
 ② 令和2年会計決算報告について                事務局
 ③ 令和2年会計監査報告について        篠澤一平監査委員(60回)
 ④ 令和3年会計予算(案)について                事務局
 ⑤ 岳南会所有林の譲渡(報告)について              事務局
 ⑥ 役員の交代について            田原実夫役選委員長(60回)
2. 報告及び協議
 ① 創立120周年記念行事について     石山道泰記念行事部会長(56回)、田原実夫記念誌部会長(60回)
 ② 第2期高校再編について        篠原秀郷再編検討委員長(65回)
 ③ 岳南会ホームページの刷新と規約改正について         事務局
 ④ その他

 

 全ての議事終了後、新役員の紹介、さらに退任される高見澤俊雄会長、柳澤重也副会長(60回・当日欠)、篠原節子副会長(68回)に感謝状を贈呈、退任の言葉をいただきました。

 新役員は次のとおりです。

会 長 吉岡 徹(57回)
副会長 篠原 秀郷(65回) 田原 実夫(60回) 木内 美穂(71回) 井出 亜夫(58回 東京岳南会長)山崎 裕史(野沢北高校長)
監 事 篠澤 一平(60回) 木内 清(61回) 荻原 泰昭(61回)

 

 役員を代表して挨拶に立った吉岡徹新会長は、歴史ある岳南会の会長の重責をしっかりと受け止め、120周年記念事業と野沢南高校との統合に全力を尽くすことを力強い言葉で語りかけ、会員諸氏の絶大なるご協力を呼びかけました。

 

 

 総会の後半は記念講演会。今年は朝日新聞東京本社編集委員の原真人さん(76回)、演題は『コロナ禍と日本経済の行方』、時宜を得たテーマに沿って現今の社会経済の問題点を剔抉し、多くの会員の共感を呼びました。とりわけ、エレファント・カーブを用いた貧富差の拡大の現実や、国際比較で顕著に示された将来に希望を持てない日本の18歳の若者たちなど、豊富で平易な言葉を駆使した説得力のある説明は、ジャーナリズムの最前線に立つ原さんのまさに面目躍如でした。高校時代の友人の皆さんも、大勢参加していただきました。