1年の延期を余儀なくされていた120周年記念式典、記念フォーラムが去る10月22日(土)、長野県立武道館で開催されました。当日は晴天。コロナ禍にあって、入場者数に制限はありましたが、51名のご来賓をはじめ在校生、職員、そして同窓生合わせて1000人を超える皆さんがそれぞれの思いを胸に式に臨みました。
吹奏楽班の演奏(開会前)
記念式典開会
記念式典、司会は木内美穂岳南会副会長。井出亜夫岳南会副会長(東京岳南会々長)の開会挨拶に始まり、粛々と進められました。
≪記念式典次第≫
1 開式の辞 井出 亜夫 (東京岳南会々長) 2 物故者への黙祷 3 実行委員長式辞 吉岡 徹 4 学校長式辞 柳沢 敬 5 長野県教育委員会挨拶 倉田 慎司 6 記念事業経過報告 石川 順三(事務局長・教頭) 7 来賓祝辞 栁田 清二(佐久市長) 駒瀬 隆(長野県高等学校長会長) 8 来賓紹介 石川 順三(事務局長・教頭) 9 祝電披露 古海 淳(事務局次長・事務長) 10 記念品贈呈 木内 良夫(副実行委員長・PTA会長) 11 生徒代表挨拶 石井 勇多(生徒会長) 12 校歌斉唱 13 閉式の辞 三浦 文夫 (関西岳南会々長) |
式辞では、吉岡徹実行委員長(岳南会々長)が、120年にわたって北高と北高生を温かく見守り支援していただいた地域の皆さんへ感謝の言葉を述べ、柳沢敬野沢北高校校長が、時代の先端を拓く統合新校の教育への期待を語りました。また、来賓挨拶に立った佐久市長栁田清二氏は、先の大戦で物故された先輩方への哀悼と校章の由来に係る本居宣長の和歌にふれて北高の真髄を話されました。
さらに、木内良夫PTA会長からは教育環境整備として備品等(780万円相当)が石井勇多生徒会長に、励ましの言葉を添えて渡されました。
吉岡徹実行委員長
柳沢敬校長
後半は記念フォーラム。司会は篠原秀郷岳南会副会長、テーマは『佐久の風土と北高、7名の著名な卒業生の講師の皆さんに自在に語り合っていただきました。
≪記念フォーラム出席講師(敬称略・卒業回順)≫
いで はく(56回) 作詞家 前日本音楽著作権協会会長 吉岡 忍(63回) 前日本ペンクラブ会長 佐々木剛史(72回) TLO京都顧問 原 真人(76回) 朝日新聞東京本社編集委員 小泉 修一(78回) 脳科学者 山梨大学医学部教授 青木 理(81回) ジャーナリスト 小木田順子(81回) 幻冬舎新書編集長 |
フォーラムの進行役は吉岡忍氏、事前の調査と綿密に準備された進行計画に基づいて、限られた時間の中で個性豊かな講師の皆さんの社会経済的な思想や時代へのまなざし、さらに具体的な専門家としての生活の在りようを鮮やかに引き出していただきました。
また、在校生からは、講師の皆さんの専門分野にかかわって鋭い質問が発せられ、「諸先輩から学び、未来を構想する」というフォーラムの一つの狙いが見事に実を結びました。
このフォーラムの詳しい内容は、これから記録集としてまとめる予定です。
3時間30分余りにわたる充実した記念式典、記念フォーラムでしたが、残念ながら記念祝賀会は中止とせざるを得ませんでした。行事全体を田原実夫岳南会副会長が締めくくり、閉会としました。
記念行事は、年度を超えて多くの皆さんのご尽力で成功することができました。ここにあらためて感謝を申し上げます。