2022年(令和4年)岳南会第1回代議員会・総会が開催されました。(1月5日)

 去る1月5日(水)、佐久グランドホテルを会場に恒例の代議員会・総会が開催されました。参加はおよそ90名。新変異株による感染症の再拡大が懸念される中でしたが、野沢北高等学校の職員の皆さんおよび会場の佐久グランドホテルに安全な会議の開催と運営にご尽力いただき、全日程を無事終了することができました。改めて深く感謝申し上げます。
 
 総会前の昼食休憩中には、120周年記念事業の一環として、86回生の皆さんの寄付金によって制作、放映されたABN番組『眉あげよ われら朋がら』を鑑賞するひと時もありました。
 
 総会では冒頭、吉岡徹同窓会長が挨拶に立ち、今秋10月22日(土)に延期された創立120周年記念式典開催への強い思いと野沢南高校との再編統合によって誕生する新校への期待を熱く語り会場の共感を得ました。続いて校長の山崎裕史先生からは、困難な環境の下にあっても教育活動を冷静に遂行した職員や生徒の評価や再編統合に向けたに野沢北・南合同のプロジェクトチームの活動についてご報告をいただきました。引き続き議事に入り、午前の代議員会で説明された以下の内容について、提案通り議決、承認されました。

議長 佐藤 好雄(65回 軽井沢支部支部長)
花岡 宏明(67回 平賀支部支部長)

1. 議題
 ① 令和3年会務報告・令和4年会務計画について 事務局
 ② 令和3年会計決算報告について        事務局
 ③ 令和3年会計監査報告について        監査委員
 ④ 令和4年会計予算(案)について        事務局

2. 協議題
 ① 創立120周年記念行事について  石山 道泰(56回 記念行事部会長)
                  田原 実夫(60回 記念誌部会長)
 ② 第2期高校再編について     篠原 秀郷(65回 再編検討委員長)
 ③ 規約の改正について       事務局
 ④ 学有林の処分について      山林管理委員
 ⑤ その他

 上記議事の特記事項について記しておきます。
 ア 令和3年会計決算報告では、岳南会活動協力金収入が大幅増となり、会員の皆さんへの感謝が述べられた。(昨年比78万円超の増)
 イ 創立120周年記念行事では、式典会場が県立武道館に、懇親会場が一万里温泉ホテルに変更されること、行事内容は当初予定を踏襲すること、詳細の連絡は4月以降岳南会HPで連絡すること等が報告された。
 ウ 第2期高校再編では、120年の伝統を継承して新校の精神的な支柱とすべきことが意見で強く求められた。
 エ 規約の改正は特に変更・意見等もなく了承された。(新規約は本HP参照)
 オ 学有林の処分については、3社から提出されている見積もりを役員で検討し、8月の代議員会に提案することが了承された。

 
 総会の後半は記念講演会と懇親会。今年の記念講演は山梨大学医学部教授の小泉修一先生(78回)、演題は『あの日に帰りたい ― 野沢北高生だったころの柔らかい脳に戻りたい ― 』、最先端の脳科学の知見を分かり易い図とデータによって解説されました。特に脳神経細胞をコントロールするグリア細胞の働きによって脳が若返る、そのようなことが将来現実となるかも知れない、という場面ではため息の混じった驚嘆に会場が包まれました。また、この分野における国家予算の日米比較には言外に基礎研究の危機意識が表現されていて、世界の先端を疾駆するプライドを維持し続ける苦渋が滲んでいるように思われました。高校時代の友人の皆さんばかりではなく、会員以外の先生のファン(女性が目立ちました)の皆さんも大勢参加されました。
 
 最後は昨年中止し2年ぶりの懇親会。

1. 開会挨拶  井出 亜夫(58回 同窓会副会長・東京岳南会長)
2. 来賓祝辞  栁田 清二(85回 佐久市長)
       小泉 俊博(78回 小諸市長)
3. 乾杯     田嶋 史朗(49回)
 (歓 談)
4. 中締め   堀籠 義雄(63回 長野支部長)

 来賓祝辞で、栁田佐久市長は自ら北高時代応援団長であった経験もあり、応援団存続の危機回避の願いなど、困難な時代を克服する激励の言葉を語り、小泉小諸市長は、小諸・小諸商の再編統合の進捗を語りながら、佐久新校はトップの進学校となるべきことを力強く述べました。
 懇親会は、校歌、学生歌を高らかに唱和して和やかなうちに閉幕となりました。